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2010年08月08日

その他の情報:お盆をむかえるにあたって その①

お盆を迎えるにあたって、様々な準備が必要です。

お盆は元来、旧暦の7月15日とされています。したがって、旧暦にあわせて7月にお盆を迎える地方もあれば、新暦にあわせて8月にお盆を迎える地方もあります。

それは、『仏説盂蘭盆経』(ぶっせつうらぼんきょう)に見える次のような因縁にもとづいています。

お釈迦さまの弟子の中で「神通第一」と評された目連尊者(もくれんそんじゃ)といわれる方がいました。「神通」とは、いろいろなものを見通せる力のことです。

その目連尊者が、ある時、神通力で亡き母の往く先を見通したところ、なんと母親は地獄で餓鬼(がき)になって苦しんでいました。

餓鬼とは悪業の報いとして飢えに苦しむ鬼のことです。その姿はやせ細って喉が細く針の孔のようで飲食が出来ないうえに物を食べようとすると、その食べ物は口元にくるとたちまちに燃え上がってしまうのです。

目連は手を差し伸べて母親をその火の苦しみから救おうとしますが、かえって火に油を注ぐように火の勢いが強くなり、母親を余計に苦しめてしまいます。

目連は思いあまってお釈迦さまに母親を救う方法をたずねました。そうするとお釈迦様は深く悲しまれ、目連にこう指示しました。

「お前の母親を助けるには多くのお坊さんの力を借りなければならない。お坊さんの修行期間の終わる7月15日に、〈百味の飲食五薬〉を供養すれば、お母さんを助けることが出来よう。」

こうして、お盆の行事が行われるようになりました。

しかし、お盆は、昔は旧暦7月を盆月(ぼんつき)といって、一ヶ月もの長きにわたるものでした。中国では7月1日を「開鬼門」(かいきもん)といって地獄の門が開き、7月30日を「関鬼門」(かんきもん)といって地獄の門が閉まる日とされ、そして、この一ヶ月の間は「孤魂」(ここん)、「幽鬼」(ゆうき)がさまようとされていました。

現在では、お盆は、7月13日(あるいは8月13日)を盆の入りとし、15日もしくは16日を送りとしています。

盆月に入ったら、盆の入りに向けて、仏壇を綺麗にし、お墓の掃除を行って、気持ちよくご先祖さまをお迎えしましょう。

投稿者 sougen : 16:35 | コメント (0)

2010年08月07日

その他の情報:お盆をむかえるにあたって その②

「お盆を迎えるにあたって」、第二回目は、お盆のお祀りの仕方について説明をしたいと思います。
お盆には、それまでのお仏壇でのお祀りとは別に、「精霊棚」(しょうりょうだな)を作ってお祀りをします。

「精霊棚」の飾り方には地方によって差がありますので、ここでは一例を挙げておきます。

まずお仏壇の前に机を用意し、その上に真菰(まこも)を敷いて精霊棚とします。棚の四隅、または仏壇の両側に笹竹を立て、上に「真菰の綱」を張ります。そこに、がまの穂やほおずきなどの「盆花」を吊します。これは「依代」といって、ここに精霊をお迎えします。

棚の上にはお花と蝋燭、線香立てを中心に並べ、その両脇に蓮の葉の上に入れた水と、「水の子」(茄子をさいの目に切って蓮の葉の上に置いた物。お米やキュウリを混ぜることもある)を供えます。

茄子を供えるのは、茄子の種子が百八つの人間の煩悩に喩えられるからです。

またキュウリで作った馬と茄子の牛を飾ります。馬は一刻も早くご先祖さまをお迎えしたいという気持ちを表し、茄子の牛は、ゆっくりとお帰り下さいという気持ちを表現したものです。

ほかに、初物の農作物でつくったお供物を飾り、供養膳に精進料理を盛り、白玉・だんご・果物・故人の好物なども供えます。

精霊棚の上にお位牌を並べる場合もありますが、仏壇の中のお祀りしたままでも結構です。

また棚の両脇には盆提灯を置きます。(初盆の場合は白提灯を飾る)

上記したものは丁寧なお祀りの仕方です。簡単な場合は、お仏壇の前机に真菰を敷き、その上に供物をお供えするだけでも結構です。

ともあれ、一番大切なことは、ご先祖様を想う気持ちです。出来る範囲で丁寧なお祀りを心掛けて下さい。

*お盆の起源やお祀りの仕方についてはココ

投稿者 sougen : 16:42 | コメント (0)

2010年08月06日

その他の情報:お盆をむかえるにあたって その③

お盆を迎えるにあたって、第三回目は「迎え火と送り火」について述べたいと思います。

ご先祖様を迎えるために、迎え火を焚く習慣があります。

「迎え火」は、一般的には13日の夕方に、玄関先や門口で、オガラと呼ばれる皮を剥ぎ取った麻の茎を燃やすものとされています。オガラを燃やしたその煙にのってご先祖様の精霊が家に戻ってくると考えられているからです。

その方法は、素焼の焙烙(ほうろく)にオガラを折ってつみ重ね、火をつけて燃やし、合掌します。

またオガラを焚くのにあわせて、「盆提灯」も灯します。

「送り火」は、家に迎えたご先祖様の精霊に帰って頂くために焚くものです。一般的に15日か16日に、迎え火を焚いた場所で、迎え火と同じ要領で行います。

8月16日の夜、京都の夜を美しく彩る「大文字の送り火」は、この名残です。

またこの日には、灯籠流し(または精霊流し)といって、小さな舟をつくって、お盆の期間にお供えをしていた「供物」をのせ、盆灯籠に火を点じて川や海に流す風習があります。

近年は環境への配慮から、灯籠流しが行われない地域が多くなっています。ちなみに、わが西宮市も、灯籠流しは禁止され、公民館などで回収されます。

しかし、武庫川の尼崎側では民間団体による灯籠流しが行われているようです。こちらのサイトに写真が出ています。

また宝塚市でも同様に民間団体によって灯籠流しが行われています。詳細はこのサイトをご覧下さい。

投稿者 sougen : 16:39